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タイヤバーストにご用心

タイヤバーストの原因

バイクが安全に走行するために、欠かせないのがタイヤのメンテナンスです。
タイヤはパンクするだけではなくて、ひび割れが入ってしまうこともありますし、時には「バースト」といってタイヤが突如避けてしまう危険性が全くないわけではありません。
バーストの原因として考えられるのは、走行による摩耗によってタイヤが薄くなってしまい、ちょっとした刺激によって裂けてしまうケースが多くなっています。

また、気象条件によっては路面の温度が非常に高くなっていて、タイヤ内の空気の温度が上昇してバーストしてしまうケースもあります。
もうひとつ、タイヤ内の空気圧が十分ではない場合、「スタンディングウェーブ現象」が起きてしまい、タイヤが破損してバーストに至ることがあります。

バーストした際の対処方法は?

バーストしたということは、タイヤが摩耗している可能性が高いので、タイヤをすっかり交換してしまうのが一般的な修理方法です。
バイクショップでタイヤを交換してもらう場合の工賃は、2,000円〜5,000円が目安です。
高速道路などでバーストした時にはバイクの輸送料金が必要となる他に、新しいタイヤ自体の料金もかかってきます。
道路を走っていてバーストした際に、「次のガソリンスタンドまで行ける」などと無理して走っていると、ホイールにまで傷がついたり変形したりすることがあり、大変危険です。

バーストを予防するためには

バーストを予防するためには、日頃からタイヤのメンテナンスをこまめに行っておくことが重要です。
タイヤがすり減っている状態だとバーストを起こす可能性が大きくなりますし、損傷などがある場合も走行中にバーストする危険があります。
タイヤの空気圧も適切に調整されていないとバーストに通じやすいので、定期的にチェックするようにしたいものです。
バイクで走行していて「なんとなく乗り心地が悪くなった」「ハンドル操作がしにくくなった」「燃費が悪くなった」といったサインを感じた時は、空気圧を必ずチェックするようにしましょう。

タイヤというのは紫外線などによっても劣化するパーツですので、空気圧をチェックする際には必ず劣化していないかどうかの確認することが大切です。
バイクを屋外に駐輪しているライダーは、必ずカバーをかけるなどして紫外線や温度差から守ってあげたいものです。

タイヤがバーストする前には、予兆が感じられることも多いので、走行の快適が楽しめない場合には早めに原因を突き止めるべきです。
車体が小刻みに振動する、あるいはゴムが焼けるような臭いがするような時は気を付けなければなりません。
特に高速道路を走行してこのような異常を感じたときは、速やかにバイクを安全な場所に駐輪しましょう。