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クーラント交換時にはエア抜きも忘れずに!

クーラントの交換目安

バイクと言うと、オイル交換は欠かさずやっていても、クーラントの交換はつい忘れてしまうというライダーも多いのではないでしょうか。
クーラントは定期的に交換をしないと、エンジンにダメージを与えることにもなりかねません。
定期的に交換すると言っても、2年から3年に1度程度の頻度で大丈夫なので、それほど神経質になる必要はありません。

クーラントは氷点下になっても凍らず、しかもサビや水垢が発生しにくいという特徴があります。
ただし、水分が蒸発して量が少なくなってくると熱くなったエンジンを十分に冷やすことが出来ませんので注意が必要です。
一般的には、クーラントを全て交換するのではなくて継ぎ足しだけでも十分です。

たまに、ラジエーターの破損やホースの劣化などによってクーラントが漏れてしまうこともあります。
バイクを駐輪している場所に液体のシミを発見した場合には、クーラントが漏れていないかどうかを確認することも大切でしょう。

クーラントの交換方法

クーラントを交換する際には、必ずエンジンが冷えた状態で行うようにします。
ラジエーターのキャップを外してドレンボルトを緩めた後、クーラントを排出します。
クーラントが排出できたら水道水を注いですすぎを行います。

次に水道水をラジエーターのキャップのところまでいっぱいに満たし、エンジンを10分ほどかけておきます。
この作業が終わったらドレンボルトを緩め、中に入っている水道水を排出します。
続いてクーラントを注入します。
クーラントの補助タンクであるリザーバータンクにも、クーラントを補充して終わりです。

クーラントを上まで注入しても、どうしてもエアが入ってしまいます。
ですからエンジンを3時間だけかけて、エア抜きをする必要があります。
このとき、ラジエーターのキャップは外しておきます。

エンジンをかけるとクーラントが循環して液面が下がるので、不足分を追加します。
液面が下がらなくなるまで何回かこの作業を繰り返し、エア抜きを終わらせます。

クーラントの種類

クーラントの主成分はエチレングリコールですが、中には高性能のプロピレングリコールが主成分のものもあります。
使われている添加剤などはメーカーによって若干違いますので、バイクショップで相談しながら購入するのが一番です。
どれにするか迷ってしまったら、メーカーから出ている純正のバイク用クーラントを選ぶのも一案です。
HONDAやKAWASAKI、YAMAHA、SUZUKIなどの有名メーカーから出ているクーラントなら品質的にも間違いありません。

クーラントには赤や青、蛍光色などの色が付いていますが、色と性能の間に関連性は特にありません。
ですから、自分の好きな色のクーラントを選べばいいわけです。