咲き乱れる菜の花楽しむ房総フラワーライン

房総半島は関東周辺のライダーたちにとって、伊豆半島に次ぐ、聖地とも呼べるツーリングスポットです。ここでは、伊豆に次ぐツーリングの聖地ともいえる房総フラワーラインの魅力と見どころを紹介しますね♪

多くのライダーたちが訪れる南房総界隈

房総半島の中でも太平洋に面した南房総界隈は、冬でも温暖で気温も高めなため多くのライダーたちが訪れる地域です。そんな南房総きっての名道が、房総フラワーラインです♪総延長は約23㎞で、館山市より東京湾の方に近いロケーションです。房総フラワーラインは、房総半島先端にある洲崎東大や南端の島崎を経由し、房総半島の太平洋沿いをぐるりと周遊する潮風を切って走る最上のスポットです。

海沿いを周遊するルートのイメージは夏

磯の香が心地よい太平洋の展望とともに海沿いを周遊するルートのため、夏を連想させます。ここをツーリングする一番の旬は2月~3月でしょう。そのころになるとツーリングをする沿線には、さまざまな花が咲き乱れているんです♪特に2月の初旬~下旬は菜の花の時期となります。沿道には黄色の花でいっぱいになります!実はフラワーロードと呼ばれている場所は全国に存在しますが、房総フラワーライン程見事な景観は全国でもまれですね。「看板に偽りなし!」というのはまさにこのことをいうのでしょうね♪また、時期を考慮して菜の花以外にもさまざまな花が季節ごとに咲き乱れているので、菜の花の時期を見逃したとしても、四季を通じて沿道の景観に感動できるんですよ♪

房総フラワーラインのみどころ

房総フラワーラインのみどころは、菜の花だけではありません。平砂浦沿いの数㎞区間ながら奇岩や砂浜の点在するルートは、変化する景観に富んでいて飽きることない眺めです。また、房総きっての観光名所にもかかわらず、交通量も比較的少な目でクルージングしつつ沿道の花をゆったりと見ながらツーリングを楽しめます。一部の区間で狭い場所があるものの、全体的に道幅も広く信号も少なめで友人たちと楽しめるおすすめのルートです。ただ、全体的に海岸沿いルートでアップダウンが皆無のため、フラワーラインから展望を望むことは厳しいかもしれません。しかし、丘陵を上るコースを選ぶ寄り道をすると、抜群の景色を楽しめます。房総フラワーラインの沿線上には、いまだ手つかずの戦跡も多数点在していて、歴史好きファンにとっては大変興味深いポイントになるでしょう♪

まるで北海道のような丘陵地帯・嬬恋パノラマライン

嬬恋パノラマラインは一見観光道路っぽいネーミングと解放感、走りごたえから、関東では、徐々に有名になりつつある絶景ロードです。ここでは、嬬恋パノラマラインの魅力や見どころを紹介しますね♪

嬬恋パノラマラインてどんなとこ?

関東で最近有名になりつつある絶景ロードといえば嬬恋パノラマラインです。総延長は約35㎞で、信号も全くありません♪そのため、雄大な浅間山をのぞむ抜群のロケーションの高原を、ノンストップで一気に走れる爽快感抜群のルートです♪ ただし、観光道路ではく、県道や国道でもない「農道」のため、マップアプリで道路を確認する際はかなり拡大しないと存在を発見しづらい道です。嬬恋パノラマラインへ達する案内看板はあるものの、決して詳細とは言い難く、ルートチェックをこまめにしないと迷ってしまうかもしれません。

緩やかなアップダウンが連続する!

嬬恋パノラマラインは緩やかなアップダウンが連続するため、日本離れした荒原風景の中を駆け抜けられます。その風景は関東地方一といっても過言ではない絶景です。嬬恋パノラマライン従来は広域農道のため、耕作地域を縫うような道が特徴で、南ルートと北ルートに大きく分かれます。北ルートはライダー達にも定番で、緩やかな丘陵地帯を心地いいワインディングで駆け抜ける爽快感は抜群です!特に大型バイカーにとっては、なんとしても通りたいルートでしょう。パッチワークのようなキャベツ畑の中、浅間山を遠望する光景はまるで北海道のようです♪

農道のため意外に長野県境や高速道路にはアクセスしづらい

嬬恋パノラマラインは、交通量も少なめで、道幅も広く、休日には多少レンタカーも走ります。道路が混みすぎることはないので必要以上に心配する必要はありません。ただ、注意したいのは、万座ハイウェーには交差しているものの、通じていないことです。嬬恋パノラマラインは、長野県境付近、白根山、万座道路方面へは意外にアクセスしづらいため、事前にしっかりとした計画をしておきましょう。それに対して南ルートは、山岳路が中心で多少短いながらも穴場的なところです!北ルートと比べるとカーブもきつめですが、丘陵からの遠望感はむしろ、北ルートよりもワイルドさを味わえるでしょう!また、北ルートと違い鬼押しハイウェーにアクセス可能なため、万座・長野方面へのルートも活用しやすい特徴があります。北ルート南ルート共に爽快感抜群なため、スピードを増しがちですが、あくまで農道ですので、農耕車両優先で運転しましょう。

千曲川とともに走る絶景快速・谷街道

谷街道は長野県長野市と新潟県小千谷市をつなぐ、総延長127㎞もの主要道路です。北信越を縦断する大動脈と同時に、唯一のこの地域の連絡ルートです。ここでは、長距離をつなぐ谷街道の魅力と見どころを紹介します。

新潟から内陸部へ向かう唯一のトラックルート

谷街道は長野県と新潟県小地谷市を結んだ、北信越を縦断する交通の大動脈です。それと同時に長野市と小地谷市をつなぐ唯一の連絡ルートであり、交通量は比較的多い特徴があります。中でも新潟港より内陸部へ向かうため、大型トラックが数多く通ります。大型トラックと聞くとツーリング気分を害してしまいそうですが、問題ありません。流れは快適そのものです。都市部以外は信号が少ないので、高速道路気分でツーリングを楽しめます♪快適さは北海道の道路に匹敵するほどで、区間距離とほぼ同じ時間で移動できます。都市部をつなぐ内陸ルートとしては珍しい快走ルートなのです!

沿線の風景に風情がある

谷街道といえば、その沿線風景です。日本一の大河川・千曲川、農村、里山が点在する光景はどこか懐かしい風景が広がっています。また、この地域一体には、築年数100年を超える民家も数多く存在しています。青や赤で彩られたトタン囲いの茅葺屋根が林立する集落を見ていると、民話の世界へタイムスリップしたような感覚さえします♪その上道路自体が見どころというところも見逃せません。谷街道付近には、秋山郷や清津狭などの大名所もありますが、沿線をツーリングするだけでも感動的な風景を楽しめます。

バイパス路として整備されている

谷街道は、多くの名所・景勝知に通じています。また、車の流れが高速道路並みのため、移動にストレスを感じません♪車間距離をしっかりとり、雄大な流れを魅せる千曲川の水面を眺めつつ走っていればトラックの多さも気にならないでしょう。谷街道は、昔からある道ではなくそのほとんどがバイパス路なのです。ただ、残念なことに追越しなし・対向1車線のため、バイパス感は皆無です。旧来の谷街道は1.5車線程度の酷路でした。その酷路を平成13年以降に行われた改良工事により、さまざまなバイパスが完成します。旧道は現在も存在しますが、ほとんど使われていません。しかし、一部の旧国道のロマンを求めるマニアたちの聖地となっています。谷街道は春・夏・秋・冬と四季によってさまざまないろどりを楽しめるのもこの沿線の魅力といえます♪ただ、雪の季節になると、積雪は軽く3mを超えるため、バイクで冬季通行をする際は、スパイクタイヤを装着しましょう。