盗難にあう前に
ツーリングを楽しむ人にとって何よりも大事なのはバイクの存在ではないでしょうか。
バイクの愛好家の中には、自分で一からバイクを組み立てて作り上げた愛車もあります。
パーツ一つ一つにこだわったバイクだからこそ愛着も沸き、わが子同然の溺愛をしている人が多いです。
また自分のあこがれだったバイクを自分のものにできた喜びは、今まで日常生活を頑張る糧になっていたという人もいるでしょう。
いろんな思いがこもって手に入れたバイクが、急に自分の目の前からなくなってしまったらどう感じるでしょうか。
夢だと思いたいという気持ちや盗難と気づいても納得しきれない思い出いっぱいでしょう。
すぐに警察に盗難届を出したとしても、おそらく自分の手元にまた戻ってくる可能性は極めて低いのが現状です。
そこでそういった後悔をしないためにも、盗難にあわないためにはどのような方法を取ったらいいのでしょうか。
盗難の被害を受けた人の中には盗難対策を行っていたという人もたくさんいます。
しかしその盗難対策が果たして、本当に適しているのかどうかまでは理解していない人が多いです。
盗難にあいやすいバイク
まず盗難対策として知っておくべきことは、どのようなバイクが狙われているのかしるということです。
かなり珍しいケースですが、実際に過去にバイクの盗難をしている人の手口を知ることができたため、それに基づきまずは狙われやすいバイクを知ることから始めましょう。
どのようなバイクが盗まれるのかは、窃盗団のチップからの指示で決まります。
そのため実際に窃盗をしている人たちが決めているわけではありません。
バイクで狙われやすいのが、400ccクラスの大型バイクです。
小排気量のバイクが狙われることはほとんどないといってもいいでしょう。
具体的には400ccのネイキッド系、SS系、ハレーの様なアメリカンタイプのバイクが主にターゲットとなっていました。
新型だけでなく旧型なども対象として狙われるため注意が必要です。
海外に売り飛ばす、分解してパーツを販売するといった形で盗難車を活用しています。
盗難の手口を知る
窃盗団の手口は数人で数十分もしくは数分で簡単に犯行に及んでいます。
デジタルロックや防犯グッツなどで対策をしても、ほとんどのものは簡単に解除され、あっという間に盗難されてしまいます。
50トンもの力で防犯チェーンを着ることができてしまう工具などを利用して、簡単に防犯対策を解除してしまいます。
何をしても無駄ではと思いがちですが、解除がしにくいと感じた防犯グッツを知っておくことで少しでも対策につなげることができます。
アラームを一つではなく数個付けて置き、バイクカバーが裂かれたときに反応するようにしかけておきましょう。
前後のタイヤ両方に地球ロックをしておく、また切断が困難といわれているチェーンを付けるといった方法がおすすめです。
そしてバイクの保管場所に関しては、簡単に見えるような位置に置かないようにすることも大事です。
逆に日常生活で人目に付きやすい場所、家族や外部の人が頻繁な場所など人の気配を常に感じるような場所に置いておくのも効果的です。
日常生活から自宅でも外出先でも盗難には十分気を付けましょう。
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