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ツーリングコースはどうやって決めていますか?

バイクツーリングは、目的地までの道のりそのものが大きな楽しみです。どこをどう走るかによって、旅の印象や体験が大きく変わります。ツーリングコースを決める際には、いくつかのポイントを押さえておくことで、より安全で快適な走りを楽しむことができます。

自分の目的を明確にする

まずは、自分が何を目的にツーリングをしたいのかを考えましょう。景色を楽しみたい、グルメスポットを巡りたい、ライダー仲間と集まりたいなど、目的によってコースの選び方も変わってきます。どのような体験を求めているのかを明確にすることで、計画が立てやすくなります。

コース作成に便利なツールを活用

コース作成には、地図アプリやツーリング専用のルート作成アプリが便利です。Googleマップのマイマップ機能や、ツーリングサポーターのような特化型アプリを利用すれば、効率的に計画を立てることができます。最近では、二輪車の通行規制を考慮してルートを提案してくれるアプリもあるため、バイクならではの事情にも対応可能です。

時間配分を意識した計画を立てる

ツーリングは、移動時間だけでなく途中の休憩や観光も含めて計画することが重要です。よくばって距離を詰め込みすぎると、ゆとりがなくなり疲れも増すため、「少し物足りないかも」と感じるくらいの計画がちょうど良いでしょう。また、冬場や山道では日没時間も考慮に入れましょう。

ツーリングの準備

ツーリングを安全で楽しいものにするためには、事前の準備が欠かせません。特に初心者の方にとって、準備不足が思わぬトラブルを招くこともあります。ここでは、出発前に確認しておくべきポイントをご紹介します。

愛車の点検

出発前にバイクの状態をしっかりチェックすることは基本中の基本です。「燃料」「オイル」「ブレーキ」「タイヤ」「ライト」などの点検を行いましょう。具体的には以下の項目を確認します。

  • 燃料タンク:ガソリンが十分に入っているか。
  • タイヤ:空気圧や摩耗具合。
  • ブレーキ:効きが甘くないか。
  • オイル:量や汚れ具合。
  • 灯火類:ヘッドライトやウィンカーが正常に点灯するか。

特にガソリンについては、ツーリング中に営業していないスタンドが多い可能性もあるため、満タンにしてから出発するのが安心です。

天気予報の確認

ツーリング中の天候は走行の快適さだけでなく、安全性にも大きな影響を与えます。ツーリング予定日の3日前くらいから、天気予報をチェックする習慣をつけましょう。降水確率や風速、気温を確認し、特に風速5m/s以上の場合は注意が必要です。また、現地では雨雲レーダーを活用することで、より正確な天気情報を得ることができます。

ツーリングに持っていくもの

ツーリングに必要な持ち物は、目的地や季節、ルートの特性によって変わりますが、ここでは一般的に役立つアイテムを紹介します。

三種の神器:レインウェア、カイロ、パンク修理剤

この3つはツーリングの必須アイテムと言えます。

  1. レインウェア
    天気予報が晴れでも必ず持参するべきです。特に山岳地帯では天気が急変することもあるため、軽量でコンパクトに折りたためるタイプを選びましょう。
  2. カイロ
    冬場はもちろん、山間部や夜間の冷え込みに対応するためにも便利です。使い捨てカイロを複数持っておくと安心です。
  3. パンク修理剤
    ツーリング先でのパンクは予期しづらいトラブルの一つです。応急処置として役立つパンク修理剤を携帯しておきましょう。

その他のおすすめアイテム

  • モバイルバッテリー:スマホのナビや連絡用に備えましょう。
  • 常備薬:風邪薬や胃腸薬、目薬など、いざという時に助かります。
  • 折りたたみ傘:急な雨や日差しを防げます。
  • ツールキット:簡単な整備や増し締めに使える工具を揃えておくと便利です。

ツーリング中の注意点

いざ出発してからも、注意すべきことがいくつかあります。ツーリング中に気をつけるべきポイントをまとめました。

定期的な休憩を取る

長時間走り続けると、集中力が低下し事故のリスクが高まります。1~2時間ごとに休憩を取るよう心がけ、ストレッチで体をほぐすのも良い方法です。

眠気に注意

特に長距離ツーリングでは、眠気が思わぬトラブルを引き起こします。強力ミントのガムやコーヒーで眠気を抑えるのも一つの手ですが、無理せず仮眠を取ることも重要です。

トラブルへの備え

ガス欠やマシントラブルなど、予期しない事態にも冷静に対応する心構えが必要です。事前にロードサービスの連絡先を控えておくと安心です。

ツーリングは計画から当日の走行、そして無事に帰宅するまでが一つの旅です。安全面を考慮した準備をしっかり行い、トラブルに備えながら、自分らしいコースを走り抜ける楽しみを存分に味わいましょう。