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千曲川とともに走る絶景快速・谷街道

谷街道は長野県長野市と新潟県小千谷市をつなぐ、総延長127㎞もの主要道路です。北信越を縦断する大動脈と同時に、唯一のこの地域の連絡ルートです。ここでは、長距離をつなぐ谷街道の魅力と見どころを紹介します。

新潟から内陸部へ向かう唯一のトラックルート

谷街道は長野県と新潟県小地谷市を結んだ、北信越を縦断する交通の大動脈です。それと同時に長野市と小地谷市をつなぐ唯一の連絡ルートであり、交通量は比較的多い特徴があります。中でも新潟港より内陸部へ向かうため、大型トラックが数多く通ります。大型トラックと聞くとツーリング気分を害してしまいそうですが、問題ありません。流れは快適そのものです。都市部以外は信号が少ないので、高速道路気分でツーリングを楽しめます♪快適さは北海道の道路に匹敵するほどで、区間距離とほぼ同じ時間で移動できます。都市部をつなぐ内陸ルートとしては珍しい快走ルートなのです!

沿線の風景に風情がある

谷街道といえば、その沿線風景です。日本一の大河川・千曲川、農村、里山が点在する光景はどこか懐かしい風景が広がっています。また、この地域一体には、築年数100年を超える民家も数多く存在しています。青や赤で彩られたトタン囲いの茅葺屋根が林立する集落を見ていると、民話の世界へタイムスリップしたような感覚さえします♪その上道路自体が見どころというところも見逃せません。谷街道付近には、秋山郷や清津狭などの大名所もありますが、沿線をツーリングするだけでも感動的な風景を楽しめます。

バイパス路として整備されている

谷街道は、多くの名所・景勝知に通じています。また、車の流れが高速道路並みのため、移動にストレスを感じません♪車間距離をしっかりとり、雄大な流れを魅せる千曲川の水面を眺めつつ走っていればトラックの多さも気にならないでしょう。谷街道は、昔からある道ではなくそのほとんどがバイパス路なのです。ただ、残念なことに追越しなし・対向1車線のため、バイパス感は皆無です。旧来の谷街道は1.5車線程度の酷路でした。その酷路を平成13年以降に行われた改良工事により、さまざまなバイパスが完成します。旧道は現在も存在しますが、ほとんど使われていません。しかし、一部の旧国道のロマンを求めるマニアたちの聖地となっています。谷街道は春・夏・秋・冬と四季によってさまざまないろどりを楽しめるのもこの沿線の魅力といえます♪ただ、雪の季節になると、積雪は軽く3mを超えるため、バイクで冬季通行をする際は、スパイクタイヤを装着しましょう。

秘境感は随一!信濃平展望ロード

マイナーながらバイク乗りの間で人気のある、大穴的存在の信州平展望ロード。ここでは、信州屈指の展望を誇る絶景ロードの魅力と見どころを紹介します♪

マイナールートながら、絶景度は高めのポイント

信濃平展望ロードは、長野県の飯山市と新潟県の妙高市の連絡ルートとして古くから使われている街道です。地元でも利便性が低く、利用者が限られています。交通量は皆無でたまに作業車が通る程度です。道幅は狭く全線1.5車線の酷道と呼ばれるタイプのルートになります。この道路は、鍋倉高原をほぼ縦断し、高低差が大変激しかったり、九十九折のタイトなコーナーによって高度を稼ぐ、旧線経路が延々と続いたりします。原生林地帯を通る場所には、ブナ林の茂みの中に目視できないコーナーが連続しています。そのため見通しはお世辞にもよくありません。ここを通るためには正面衝突のリスクを避けるため、細心の注意を払いつつライディングが必須であり、初心者にとっては疲れるルート間違いありません。

信濃平展望ロードの魅力

この道の魅力は、そのリスクのため、見落とされがちです。新潟側に入ると、整然とした道路とブナ林が広がりその先には、絶景が広がっているのです。前方遥か彼方には、奥志賀高原の山々が連なっていたり、眼下には一面に広がる千曲川があったりと、酷道を延々と走ってきた旅人にとっては、爽快感抜群の光景を目のあたりにできるに違いありません。

隠れたディープスポットも

さらに、峠の頂上付近にあるパラグライダー発着場も見ておきたい場所です。パラグライダー発着場までは軽い砂利道ですが、一切遮るものがない開放感抜群の光景です。観光客が皆無で、感激必死の大展望を堪能できます。視界を遮るものがないので、下界まで一直線に見える大絶景となっています。右前方には、中野市から長野市を見渡せ、はるか彼方には奥志賀高原が見渡せます。また、信濃平展望ルートを下ると、国内屈指の品質を誇るお米の産地があります。ノスタルジー感じる田園地帯は、都会のけんそうとは全く違う時間が流れます。

まとめ

信州平展望ロードは、マイナーですが、なかなかの絶景パワーをもつルートです。ただ、冬になると通行止めになるため、行くなら春から秋がおすすめですね♪また、周辺には、信越トレイルと呼ばれる自然歩道が整備されており、秋になるとブナの真っ赤な紅葉も楽しめます。信州に行ったら是非立ち寄りたい場所ナンバーワンです!

国内屈指の高原ロード・ビーナスライン

ライダーなら一生に一度はここを走るべき国内随一の絶景ロードです。定番の山岳ロードで、高原から山岳地帯まで多彩な変化にとんだルートが特徴です。ここでは、ビーナスラインの特徴と見どころを紹介しますね♪

一気に終点まで夢中に走り切ってしまうほど清々しい

景色がさまざまに移り変わるため、全長76㎞のロングルートですが、飽きを感じることなく、気が付いたら一気に終点まで走り切ってしまうほど夢中になれるルートです。ビーナスラインは中信州を南北に縦断していて、蓼科高原・八ヶ岳山麓・白樺湖・車山高原・霧ヶ峰・美ヶ原などの信州自慢の観光ポイントを多くつないでいます。観光ポイントということは休日には観光バスやマイカーの交通が多くなると思うかもしれません。休憩ポイントで多少の駐車待ちはあるものの、流れは悪くないので全体的には渋滞とは無縁といっていいでしょう!

風景は2種類

風景の特徴を大きく分けると、南部の高原的景色と北部の山岳地帯景色に分けられます。どちらも走りごたえのあるワインディングで申し分ありません。ビーナスラインは思っているよりも広大なため、どこを走っていいか迷いますが、おすすめのポイントは南部の高原地帯のワインディングですね。具体的に言うと、霧ヶ峰や車山高原などの地域です。どこまでも広がる笹林と丘、そしてその向こうにある険しい峰々といった、息をのむロケーションがすべて一つに集まっています。まさに絶景の見本市といっても過言ではありません!意外なことに市街地や高速のインターチェンジが近いため、アクセスは抜群といっていいでしょう。道幅も十分で初心者ライダーにもおすすめのルートです。

爽快感を求めるなら北部の山岳ワインディング狙い

北部の山岳ワインディングはテクニカルなうえ、爽快感抜群の道です。徐々に標高をあげていくと、場合によっては雲中を走ることも珍しくありません♪雲中から突き出た瞬間、はるか彼方まで続く雲の地平線は幻想的です。日本にはさまざまな絶景ロードがありますが、こういった風景を見られるのはビーナスライン以外ないでしょう。ただ、幻想的な風景は条件が重ならないとみられないため、いつでも見られるわけではありません。ビーナスラインの執着地点までいくと、道の駅や美術館も併設されています。ライディングで疲れた体においしいものを食べさせてあげましょう。

まとめ

ダイナミックな山岳地帯を含めビーナスラインは、ライダーなら一度は走っておきたいナンバーワンルートといえるでしょう。信州未経験なライダーはぜひ訪れてほしい絶景ロードです。