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地球ロック!

地球に取り付けるタイプのアンカーロック

バイクの防犯用品はたくさんありますが、よくあるワイヤーロックやU字ロックでは完全に対策をしたことにはなりません。

なぜならそうしたロック系の鍵は電動ノコギリや油圧ジャッキなどちょっと専門的な工具があればあっという間に破壊をすることができてしまうためです。

これなら大丈夫だろうと、キーによるハンドルロックにくわえてチェーンをつけて出かけたところ、あっという間に盗まれていってしまったというような事例は非常にたくさんあり今やライダーにとっての防犯対策としては初歩の初歩とくくらいの扱いになっています。

その点バイクを持っている人が自宅に1つ用意しておきたい効果的な防犯対策製品といわれているのが、通称「地球ロック」といわれる地面に直接バイクをつなげてしまうというロック形式です。

地球ロックとは、コンクリートに埋め込むようにしてアンカーをつけることで、簡単に切断できないような頑丈なチェーンと地面とをつないで持ち運べないようにしてしまうことをいいます。

ガード柵やポールなどに比べてかなり設置場所が安定するので、持ち家の人なら一か所作っておくことを強くおすすめします。

地球ロックを設置するには

地球ロックをするためには、まずは地面に深く埋め込むための作業が必要になります。
一般的な地球ロックでは、コンクリートの土台の深くにアンカーを入れて固めることで人力では到底抜けないような設置場所をつけていきます。

左官屋さんなどにお願いをすると、工事費込でだいたい4万円くらいがかかるといわれています。

アンカーそのものはホームセンターなどで比較的簡単に見つけることができるので、左官工事の経験があったりDIYに慣れているという人なら自分で設置をしてみるのもよいでしょう。

最近ではバイク専用の置き場があるマンションや賃貸住宅では、設置場所に1台1ヶ所の地球ロックをつけられるようにしているところもあるようです。

地球ロックをつけられない場合には

安全な地球ロックですが、大掛かりな工事が必要になることから自分で好き勝手に作ることはできません。
駐車場のスペースが十分でなかったり、勝手な改造が許されない賃貸住宅においてはそもそも設置をすることができず、従って地球ロックによる盗難対策をとっていくことができません。

そこで地球ロックの代用として、一斗缶ほどの大きさの缶の中にぎっしりとコンクリートを詰めたような重りが売っていたりします。
そうした重石などは地球ロックにはわずかに劣るもののバイクの盗難対策としてはかなりの威力を発揮するので、ロックのない住宅で1つ購入しておくのがよいでしょう。